拡大する写真・図版竸基弘さんの父・和巳さんが買ってきたドラえもんの人形=名古屋市、井手さゆり撮影

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阪神大震災25年「あの日まで あの日から」

 ドラえもんのように、人を癒やすロボットが作りたい――。そんな情熱に燃えていた神戸の大学院生は、25年前の阪神・淡路大震災で逝った。果たせなかった夢は、思いがけない形で受け継がれる。震災の日の前夜、神戸のある店には仲間たちが今年も集う。

 「はい、お土産。洗濯しそびれたやつ」

 玄関を入るなり、23歳の竸(きそい)基弘さんは、母の恵美子さんに声をかけ、両手で抱えた大きな袋を洗面所にどさっと置いた。中身はサッカーのユニホームに、バイト先の居酒屋のはんてん、子どもと遊ぶボランティア「冒険隊」のTシャツ――。

 「いろんなことをやっていて、すごいねぇ」。恵美子さんはほほえんだ。

拡大する写真・図版竸基弘さん(母親の恵美子さん提供)

ヒーローよりも好きだった

 神戸大から大学院に進み、初めて迎えた1995年の元日。忙しくて、名古屋市の実家に帰れるのは年1回ほど。5年前まで過ごした自分の部屋はそのままで、本棚には「ドラえもん」のマンガ本が並ぶ。

 子どものころ、戦隊もののヒー…

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