玄関から一歩足を踏み入れると、けもの臭さが鼻をつく。天井に張られたクモの巣にはホコリがかぶっていた。
昨年12月半ば、許可を得て、亡くなった人の身の回りの物を片付ける山梨遺品整理センター(甲府市)の社長、古元(こもと)奈保美さん(36)が向かう現場に同行した。
そこは、山梨県内にある築50年ほどの木造2階建て住宅だった。玄関の前に原付きバイクと電動車いすがあり、乗用車3台は入る広さの庭には草が生い茂っていた。
台所をのぞくと、シンクから床…
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朝日新聞社会部