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 昨年11月30日、横浜みなとみらいホールにショパンの「バラード第1番」が流れた。1947年から続き、演奏家の登竜門とも言われる全日本学生音楽コンクール全国大会の中学校の部で、13人の出場者のうち最後に登場。「ショパンの魅力がつまった一番好きな曲」を、しなやかに、力強く奏でた。

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 富山県入善町の自宅で、物心のつく前からピアノの音を聞いて育った。母親がピアノ教室を開いていて、テレビでクラシック音楽が流れると自然にリビングにある机でピアノを弾くまねをしていた。

 4歳の誕生日に初めて母親のレッスンを受ける。5歳からは黒部市のピアノ教室に通った。指導した畠山美佳子さんは「普通は半年~1年かかる教材を1週間で終わらせた。何より、真剣に曲を理解しようとする姿勢に驚いた」。

 小学生になると月に1~2回、ピアニストの牛田智大さんらを指導した金子勝子さんの東京の教室に通った。

 小学3年で「ショパン国際ピア…

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