[PR]

 販売目的で大麻草を栽培したとして、埼玉県警は会社役員の後藤徳和容疑者(43)=さいたま市中央区上峰1丁目=を大麻取締法違反(営利目的栽培)の疑いで逮捕し、16日発表した。自宅で幻覚成分を濃縮した「大麻ワックス」を精製中に誤って火災を起こして通報され、発覚した。「自分で使うために栽培していたもの」と容疑を一部否認しているという。

 薬物銃器対策課によると、後藤容疑者は昨年11月28日午後7時ごろ、自宅マンションのベランダで乾燥大麻の入った容器に液体ガスを注入して「大麻ワックス」を精製。そのさなかに湯を沸かすため台所のコンロを点火したところ、気化したガスに引火してカーテンが焼ける火災を起こしたという。マンション関係者の通報で駆け付けた浦和西署員が室内で乾燥大麻のかけらを発見した。

 逮捕容疑は同日、自宅で大麻草4株を販売目的で栽培したというもの。県警は翌29~30日、後藤容疑者宅から乾燥大麻42袋と大麻草64株を押収。約9グラムの乾燥大麻を所持した同法違反(所持)の疑いでも昨年12月17日に逮捕していた。(吉岡資)