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 6434人が亡くなった阪神・淡路大震災は、17日で発生から25年となった。地震が起きた時刻の午前5時46分を中心に各地で追悼行事があり、多くの人が祈りを捧げた。

 阪神大震災は戦後初の大都市直下型地震で、神戸、西宮、芦屋、宝塚の兵庫県4市と淡路島で観測史上初の震度7を記録。住宅約25万棟が全半壊し、負傷者は約4万4千人に上った。

 神戸市中央区の東遊園地では午前5時から「1・17のつどい」があった。「きざむ 1・17」と並べられた約5千本の竹灯籠(どうろう)などに火がともされ、遺族や市民らは午前5時46分に黙禱(もくとう)した。「きざむ」の文字には震災の記憶を刻んでいくとの思いが込められている。

 竹灯籠は各地のボランティア団体などが作った。今年は、2018年夏の西日本豪雨で大きな被害を受けた岡山県倉敷市真備町からも117本が届けられた。

 式典では、震災で母親(当時47)を亡くした上野好宏さん(47)が遺族代表として追悼の言葉を述べた。3年前に病死した父親からすし店を引き継ぎ、今は夫婦で切り盛りする。「とうとうお母さんの年を超えていきます。家族みんなで、一日一日頑張っていきます。遠くから見守っていてください」と述べた。

 神戸市によると、会場には午前7時までに約7500人が訪れた。同市中央区の兵庫県公館では午前11時45分から追悼式典があり、秋篠宮ご夫妻が出席し、献花する。(川嶋かえ、青瀬健)

【動画】阪神・淡路大震災から25年。1.17「あの日」何が