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 中国中部の湖北省武漢市で集団発生している新型コロナウイルスによる肺炎で、同市当局は16日夜、新たに69歳の男性が死亡したと発表した。新型肺炎による中国での死者は、61歳の男性に続き2人目。一方、タイでは17日、同国で2例目となる感染者が確認された。

 武漢市当局によると、亡くなった69歳の男性は昨年12月31日に発熱。今年1月4日に病院に入院したが、15日未明に死亡した。入院した時点で深刻な心筋炎を起こしていたほか、肺結核とみられる症状なども確認されていたという。

 武漢市の患者の多くは海鮮市場に出入りしていたが、この男性が市場に出入りしていたかは明らかにしていない。

 市当局によると、肺炎の発生はすべて昨年12月8日から今年1月2日の間で、3日以降、新たな感染は確認されていない。同市で新型肺炎への感染が確認されたのは41人で、死亡した2人のほか5人が重症という。

 一方、タイでは武漢市から旅行で訪れた74歳の中国人女性の感染が新たに確認された。タイ保健省によると、女性は13日にタイに到着した際、発熱が確認されたため、医療機関に運ばれ治療を受けていた。女性は快方に向かっているという。この女性よりも先に感染が確認された別の中国人女性(61)も熱が下がり、退院に向けた検査を受けている。(上海=宮嶋加菜子、バンコク=乗京真知)