[PR]

 2017年の「M―1グランプリ」で優勝した宮崎市出身の村田秀亮さん(40)と久保田かずのぶさん(40)のコンビ「とろサーモン」(吉本興業所属)。2人の偉業をたたえようと、当時、宮崎県は「銅像」を製作したが、その後の暴言騒動の余波で撤去する事態に。銅像は今、どうなっているのか――。

 「宮崎県に、われわれの銅像を」。優勝後の記者会見で賞金の使い道を聞かれた2人は、そう答えた。この声をきっかけに、県はPR事業の一環として予算200万円でとろサーモンの銅像を製作。18年4月からの約4カ月間、新宿にあるアンテナショップに設置した。吉本興業の劇場が近かったこともあり、お笑いファン層の呼び込みにも貢献した。10月からは宮崎市の「みやざき物産館KONNE」に移り、人気スポットになった。

拡大する写真・図版宮崎県が製作し、物産館に展示された「とろサーモン像」=2018年10月、宮崎市

 さらに、とろサーモンは18年末の知事選のPRキャラクターにも起用され、名実ともに宮崎出身芸能人の筆頭格となっていった。

 そんな中、「あの事件」は起きた。

 優勝から1年たった18年12月。久保田さんがこの年に出場した他の芸人と一緒に、インターネット上に動画を配信。M―1審査員を務めた上沼恵美子さんへの暴言を繰り返す内容に批判が殺到し、炎上騒動へと発展。謝罪する事態となった。

 騒動の波紋は地元にも届いた。県選挙管理委員会には「選挙啓発にふさわしくない」と苦情が相次ぎ、知事選の選挙公報や新聞広告に掲載予定だった写真は県庁本館の写真に差し替えられ、みやざき物産館の銅像も撤去された。

 当時ネット上には、「PR活動からは排除すべき」「顔見るのも不愉快」など、久保田さんへの辛辣(しんらつ)な意見が飛び交った。一方で「過剰反応ではないか」「せめて地元は応援するべきじゃないの?」と県の対応に疑問の声もあがった。

 ある県職員は「個人的には非常に歯がゆい思いの中での撤去でした」と本音をこぼす。

 撤去後、あの銅像は一体どこに行ったのか。

「僕らで買い取っても…」。とろサーモンの2人にも、自由に語ってもらいました。

 観光や物産などのプロモーショ…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

980円で月300本まで2種類の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら