[PR]

 千葉県銚子市で今年から来年にかけて、二つのホテルが新たに開業する。2011年の東日本大震災後、市内では宿泊施設が相次いで廃業し、イベント時には宿泊客の受け入れができない事態が起きていた。2年前に閉館した水族館の再開計画もあり、苦境が続く銚子観光の復活へ追い風となりそうだ。

 犬吠埼灯台にほど近い銚子市犬吠埼で、12年4月に営業を終えた「グランドホテル磯屋」の改修工事が急ピッチで進んでいる。買収したのは「陽光」(本社・東京)。同社の専務で、日本国内で石炭の輸入販売や太陽光発電事業を手掛ける中国人実業家の史輝氏が、朝日新聞の取材に応じた。

 史氏によると、陽光は中国系カナダ人のダニー・サン氏が銚子でのホテル運営を目的に設立。外壁を補修し、90ある客室の内装やエレベーター、ボイラーなどをすでに一新した。県に届け出済みの「銚子グランドホテル」の名称は変更も検討している。これまでの投資額は10億円超という。

 成田空港からの近さを生かし、中国を中心に欧州からも集客を見込む。空港と銚子間を観光バスでつなぎ、ホテル内で地元産の海鮮料理を振る舞う。「外国客が日本らしさを体験できるよう畳部屋も残す」と史氏。日中は近隣の観光地巡りやゴルフ、釣り、漁港見学などを楽しんでもらう。週末は日本人客を取り込みたいという。

 ビジネスホテルを全国展開する「ルートインジャパン」(本部・東京ほか)は、銚子駅近くの銚子市三軒町に「ホテルルートイン銚子」を建設する。地上10階建てで客室数は200。開業は21年中の予定だ。

 18年1月に閉館した「犬吠埼マリンパーク」も補修工事が進められている。同名の運営会社代表には中国人女性が就き、同社は昨年8月、「水族館を再開するため補修を始める」との広報文を出した。旧施設の時代から屋外のプールに残されているイルカ1頭とペンギン四十数羽は、飼育は続けるが公開は未定という。

 銚子市の観光を取り巻く状況は…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。

無料会員の方に有料会員限定記事を無料公開しています。 ※一部記事を除く

無料会員に登録いただくと続きをお読みいただけます。すでに無料会員の方はログインして続きをお読みください。

無料会員の方に有料会員限定記事を無料公開しています。 ※一部記事を除く