大学入学共通テストのあり方を検討する文部科学省の検討会議で、萩生田光一文科相が原則公開としていた会議について、「一度はクローズ(非公開)で」と発言したことを受けて、萩生田氏は17日、閣議後会見で「隠蔽(いんぺい)を前提に会議をやるのかという批判にはあたらない」と説明した。英語民間試験や記述式問題の導入見送りを決めた経緯の検証には、非公開での厳しい議論が必要との考えから発言したという。

 会議は座長の三島良直・東京工業大前学長ら18人の委員らが月1~2回の頻度で議論を重ね、年内に提言をまとめる予定だ。萩生田氏は15日の初会合で、「決して隠すつもりはないが、一度クローズでやって、後ほど議事録を出していただく」などと述べた。

 17日の会見で改めて発言の意図を問われると、萩生田氏は「過去の(有識者会議などの)検証では、大学入試や関係団体に関わる機微な情報を話題とすることも必要で、文科省や当時の委員への批判、他の委員への反論などを率直にして頂くことが有益」と説明した。

 実際に非公開の回を設けるかどうかについては、「座長らの運営に委ねたい」とした上で、「そういう選択肢を提示しておいた方が今後の運営がしやすいだろうという思いで申し上げた」とも述べた。(宮崎亮