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地学基礎

 大問数が4つと昨年より1つ増えた。小問数は15問で変化無し。

【難易度】難化

【全体概観】

 第1問のAでは、地震の基本性質とプレートテクトニクスとの関係がバランス良く問われている。全体としては標準レベルである。Bは地層の変遷と地球環境への理解を問うている。生物の上陸が時系列に理解できていないと難しい。Cは岩石と鉱物の標準的な問題である。

 第2問のAは、作図を厭わなければ中学レベル+αの平易な問題である。Bは海水の鉛直循環に関する超頻出問題である。平易。

 第3問は、時間の流れとスケール(空間)両方への理解が必要で、センター試験以外でも近年しばしば出題されるタイプである。知識が整理できていなければ難しかっただろう。

 第4問は超頻出の自然災害がテーマ。

 本年も計算は1問だけであった。全体的にグラフや数値(座標)を利用する問題が少なかった。

設問別分析

第1問 固体地球

問1 中学理科でも学ぶ初期微動継続時間の問題である。

問2 プレートの3つの境界の理解を問うている。

問3 水流と重力による地層形成とその後の地殻変動が問われている。

問4 オゾン層完成以降の植物の進化が分かっていなければ難しい。

問5 岩石名が分かっているので、マグマの分化が分かっていれば解ける。

問6 プレートテクトニクスと変成作用へのきちんとした理解が必要である。

第2問 気象と海洋

問1 反時計回りに風が吹き込む様子を作図しながら考える必要がある。

問2 温帯低気圧の構造を問う中学レベルの内容である。

問3 海水の熱塩循環の仕組みが分かっていれば平易である。

第3問 宇宙

問1 宇宙の歴史を順序立てて理解していなければ解けない。

問2 昨年度の追試や高卒認定試験に類題がある。散開星団がややわかりにくいか。

問3 太陽系の惑星を比較するという典型問題である。

第4問 自然災害

問1 地震災害についての常識的な問題である。

問2 火砕流に関するきちんとした理解を問う頻出問題である。

問3 単位変換を伴う計算問題である。単位を理解できれば平易である。

新高3生へのアドバイス 地学基礎

<センター試験地学基礎の特徴>

 皆さんが受験する2021年1月の共通テストは、初めて実施される共通テストです。今回のセンター試験と課程は同じですので、内容的な変化は無いと思われます。センター試験と同様、共通テスト地学基礎は、地学基礎の教科書からまんべんなく出題されるでしょう。共通テストはマーク形式ですが、私大入試とは違い、本文を読まずに選択肢だけから答えが出たり、きちんと計算をせずに計算問題が解けたりすることはありません。試験時間が30分という限られた時間で15問前後を解答することになります。地学基礎とはいえ、単純な知識問題は少なく、様々な分野の知識や考察力が必要です。また、煩雑な計算問題はありませんが、基本的な計算力も必要です。とりわけ、単位の計算や比・比例の考え方には習熟する必要があります。図やグラフも、教科書や資料集に載っているような典型的なものがほとんどですが、内容をしっかりと理解しておきましょう。

<これからの学習について>

 まずは教科書を繰り返し読み、内容を理解しましょう。共通テストの問題は設問が複数の分野にまたがるため、教科書を数ページ読んだだけでいきなり問題を解くのは大変難しいです。教科書の実験・考察にもじっくり目を通しましょう。基本的な知識を頭の中で「モデル化」した後に、過去問を解いてみましょう。必要があれば、中学校の教科書や参考書も利用しましょう。問題を大量に解くのではなく、「現象の理解」「モデル化」が大切です。

<模試の活用>

 地学基礎のセンター試験の過去問は今年度を含めて6年分しかありません。演習不足にならないよう、全国統一高校生テストを含め、年間6回実施される東進の「共通テスト本番レベル模試」を活用しましょう。旧課程の過去問を解くときは、地学基礎に相当する問題を分野別に選び、解いてみましょう。

新高2生へのアドバイス 地学基礎

<大学入学共通テストとセンター試験地学基礎>

 皆さんが受験する2022年1月の共通テストは、2回目の共通テストとなります。これまでのセンター試験地学基礎では、地学基礎の教科書からまんべんなく出題されています。その点は第2回共通テストでも変わらないでしょう。マーク式の試験と言えば独特な解法を思い浮かべる人もいると思いますが、本文を読まずに選択肢だけから答えが出たり、きちんと計算をせずに計算問題が解けたりすることはありません。単純な知識問題は少なく、様々な分野の知識や考察力が必要な試験なのです。さらに、試験時間が30分という限られた時間で15問前後を解答するという時間的にも厳しい試験です。以上のような内容・形式は、今後も大きくは変わらないと思われます。

<これからの学習について>

 地学基礎だけではなく理科の学習では、問題演習よりも重要なことがあります。それは自然現象を理解することです。まずは、興味をもった分野から教科書を読んでみましょう。教科書をくり返し読みながら、頭の中に自分なりの「モデル」をつくります。これを意識して、勉強を続けましょう。こういったことは、大学入学共通テストや国公立大学2次試験など、どのような試験であれ変わりません。もし、チャンスがあれば、実際に天文台や地層、火山の見学などにも行ってみましょう。

<模試の活用>

 地学基礎のセンター試験の過去問は今年度を含めて6年分しかありません。全国統一高校生テストを含め、年間6回実施される東進の「共通テスト本番レベル模試」を積極的に受験しましょう。旧課程の過去問を解くときは、地学基礎に相当する問題を分野別に選び、解いてみましょう。(東進ハイスクール提供)