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 昨年の参院選で陣営が選挙違反をした疑いが持たれている自民党の河井案里参院議員(広島選挙区)は、通常国会が始まった20日、世耕弘成・参院自民幹事長らと国会内で面会し、現状を報告した。面会後、案里氏は記者団に「今日から国会活動を再開させていただきたい」と語り、世耕氏らからは「できる限り誠実な対応をするように言われた」と述べた。

 広島地検は公職選挙法違反(買収)の疑いで関係先を家宅捜索し、案里氏の秘書から任意で事情聴取。この秘書は、選挙カーに乗る車上運動員13人に対し、法定上限の2倍の3万円の日当を支払い、違法性も認識していたという趣旨の供述をしているとされる。

 案里氏は記者団に、秘書の聴取について「誰がいつどのように呼ばれているかは一切知らされていない。弁護士の助言もあり、秘書との事件についての接触は一切行っていない」と述べた。

 車上運動員への日当の実態については「私自身は選挙事務所に週に1、2回しか顔を出せない状況で、十分に選対の状況を把握できていない」と釈明。「捜査の中で事実関係が明らかになっていくと思う。捜査が一区切りついたところでしっかりと説明したい」と語った。

 案里氏の夫で、今回の疑惑がきっかけで昨秋に法相を辞任した河井克行衆院議員(自民、広島3区)も20日、国会内で記者団の取材に応じた。疑惑への自らの関与などについては「刑事事件という性質上、捜査に支障をきたしてはならないので、私から発言をすることは控える」と話した。