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 前回の東京五輪から2年後に始まった特撮テレビ番組・ウルトラマンシリーズ。怪獣はなぜ、人間社会を襲ったのか。再び五輪が開かれる2020年。シリーズの原点となった初期の作品を通じ、彼らのメッセージに耳を傾ける。

 特殊な物質による突然変異、太古の眠りからの覚醒……。自然界のバランスが崩れたために現れた怪獣たちは、人間社会を混乱と恐怖に陥れる。

 1966年1月に始まった「ウルトラQ」(TBS系)。番組名は「アンバランス」の予定だったが、東京五輪の体操で流行語になった「ウルトラC」をもじって変更された。「Q」はクエスチョン=謎の意味だ。

 「安定しているかに見える社会が、『怪獣』という不条理の介入でいとも簡単にその秩序を崩壊させていくのです」

 著書「怪獣使いと少年」(洋泉社)がある批評家・切通(きりどおし)理作さん(55)はそう指摘する。映画「ゴジラ」(54年)で東京を火の海にしたゴジラに人々は戦災の記憶を重ねたが、「『Q』では五輪後の日本社会の光と影が描かれている」と言う。

 未来を暗示した作品もある。年齢500歳というケムール人が出てくる「2020年の挑戦」(第19話)。肉体の衰えを防ぐため地球に来て若い地球人たちを誘拐し、2020年に送るというドラマだ。今年はその2020年。私たちはまさに、超高齢化社会を迎えつつある。

■着ぐるみの中で泣いていたウル…

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