[PR]

それぞれの最終楽章・離島に学ぶ(6)

「きゅ~ぬふから舎」管理者 坂東瑠美さん

 今回紹介する方は、前泊(まえどまり)達雄さん(享年87)です。最期まで頑固にプライドを捨てずに生き抜いた方です。漁師をした後、20代後半から、郵便局に勤めました。定年後は、妻の料理の腕を生かし、島で食堂を営みました。

 達雄さんの島での愛称は「会計ナカ」。長年にわたり漁船や、島の男系統儀礼集団「元」(ムトゥ)、自治会などの会計係を務めていたからです。その堅実な性格で、島の人から厚い信頼を得ていました。

 2013年に妻がアルツハイマー型認知症を発症、急激に症状が進行する中、達雄さんから「夫婦は一つ。子どもたちに迷惑をかけるわけにはいかない。2人で暮らしを続けられないか?」と相談がありました。ご夫婦には子どもが5人います。全員を大学に進学させ、子どもたちは首都圏で暮らしてきました。

 達雄さんもこれまで何度か脳梗塞(こうそく)や脳出血を繰り返し、妻に支えられた暮らしを続けていました。子どもたちからの「関東で一緒に暮らそう」という提案も、病院からの介護サービス利用のすすめも「自分はできる」と拒否を続けました。

■貫い…

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

有料会員限定記事こちらは有料会員限定記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

【5/12まで】デジタルコース(月額3,800円)が今なら2カ月間無料!詳しくはこちら