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 「大寒」の20日、栃木県日光市山内の日光山輪王寺で来月3日の節分会追儺式(せつぶんえついなしき)で配布、販売される福升作りが始まった。福升は、春を招く縁起物として重宝され、福升作りは同寺の恒例の行事になっている。

 ポカポカ陽気に包まれたこの朝、山伏姿の僧侶が、用意された約300キロの豆に剣を振りかざして清めの儀式を行い、袴(はかま)姿の女性寺務員たちが1升と5合の升に豆と門札、打ち出の小づちを納め、手際よく体裁を整えていった。作業は節分前日まで続けられ、300の福升が用意される。

 2年目の寺務員で福升作りは初めての長井まどかさん(24)は「節分はお正月と同様に一大イベント。私は阪神・淡路大震災の年に生まれた。昨年は台風などで多くの方が被災したので、一日も早い復興を願いながら作りました。良い春が来ますように」。(梶山天)