拡大する写真・図版音楽フェスティバルの会場の外で麻薬探知犬を連れて歩く警察官=シドニー、小暮哲夫撮影

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 オーストラリアで、若者たちが集まる音楽フェスティバルでの麻薬中毒死が相次ぎ、論議を呼んでいる。麻薬がはびこる現実。取り締まりを強化するだけで悲劇は防げるのか。(シドニー=小暮哲夫)

 人気DJによるダンス音楽に合わせ、大勢の若者たちが踊る。昨年11月の週末、シドニー中心部に近い野外ステージで音楽フェスティバルが開かれていた。

 会場の外では入場前の若者の列の間を、探知犬を連れた警官が通り過ぎる。犬が関心を示した来場者が連れて行かれる先は、近くの大きなテントだ。麻薬所持の検査で、脱衣を求められる場合もある。

 列の近くにいたエイダンさん(19)は「警察のやり方は過剰だ。でも、誰も気にしていない。運の悪い人が捕まるだけさ」。以前に行った音楽フェスでは知り合いから買った麻薬を使った経験もあると言う。

 列が途切れた辺りに突然、警官らが殺到。1人の男を取り押さえた。麻薬を持っていて逃げようとしたようだ。

 その様子にテレサさん(24)…

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