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安倍晋三首相  「来年度予算の税収は過去最高となりました。公債発行は8年連続での減額であります」(20日、国会での施政方針演説)

→〈△〉説明不足

ファクトチェックとは
 政治家らの発言が事実に即しているか、誤りがないかを検証するジャーナリズムの手法。「内容は本当か」という疑問があったり、「ミスリードかもしれない」という印象を与えたりするような発言について、「○」(正しい)、「×」(間違い)、「△」(誤りが含まれていたり、重要な情報が欠けていたり、誇張があったりした場合)で示す。

 経済政策「アベノミクス」や財政再建の成果を強調するあまり、誤解が生じかねない説明となっている。

 この通常国会で審議される2020年度の当初予算案での税収見通しは、63・5兆円。政府は過去最高と説明しているが、あくまで現段階での政府による「見通し」に過ぎず、実際にどんな数字になるかは分からない。「過去最高となりました」と過去形で誇るのは言い過ぎだろう。

 税収を見通すことは難しい。19年度予算も、当初予算段階では過去最高となる62・5兆円の税収を見込んでいた。安倍首相は昨年の施政方針演説で、「来年度(19年度)予算における国の税収は過去最高、62兆円を超えています」と述べていた。だが、実際は、法人税などの落ち込みが響き、今国会の冒頭で審議される19年度補正予算案での税収見通しは、60・2兆円に下方修正された。過去最高を達成できない見込みだ。

 新規国債発行額に触れた後段も、不正確だ。

 毎年度の当初予算案だけを比べ…

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