[PR]

 富山市の駐在所で昨年1月、警察官を襲って拳銃を奪おうとしたとして、強盗殺人未遂などの罪に問われた元富山大学生の前田将輝被告(23)に対する裁判員裁判の判決が20日、富山地裁であった。大村泰平裁判長は、自殺のために拳銃を奪おうとしたことを「身勝手な動機による犯行」と述べ、懲役14年(求刑懲役20年)を言い渡した。

 判決によると、前田被告は昨年1月24日午後3時ごろ、富山西署池多駐在所で拳銃を奪おうとして、男性巡査部長(31)の頭をハンマーで殴り、首を小刀で突き刺すなどして殺害しようとし、約2週間のけがを負わせるなどした。

 判決は、被告が交際相手から別れを告げられたことなどから自殺願望を抱き、事前に凶器を準備するなどの一定程度の計画性があったと指摘。「犯行の危険性の高さからは生命を軽視する姿勢がうかがわれる」としたうえで、巡査部長のけがが重篤でない点や被告が反省している点などを量刑で考慮したとした。(田添聖史)