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 「詩の工場」で学んだ人たちの作品で編まれたアンソロジー「詩の結晶は七角形」(ポエムピース刊)の出版記念イベントが、25日午後6時から札幌市中央区南3条西7丁目の「俊カフェ」で開かれる。年齢も肩書も様々な「街の詩人」らが自作朗読を披露する。

 母体となった詩の創作講座「札幌ポエムファクトリー」は2016年2月に生まれた。活動を「詩の工場」になぞらえ、東京で出版社を経営する詩人の松崎義行さんが「技術指導員」だ。ネットなどの口コミで、それまで詩作経験はなくとも言葉の表現に興味のある人たちが集まってきた。

 成果をまとめた詩集は昨年11月刊行の本書で3冊目。寄稿者は道内の大学生から70代まで老若男女様々で、札幌圏だけでなく北見や芽室在住の筆者もいるという。アマチュアに交じって、森山直太朗さんと楽曲を共作している御徒町凧(おかちまちかいと)さんや、谷川俊太郎さんの詩の翻訳などで知られる田原(ティエンユアン)さん、文化大革命の記憶を詩で伝える駱英(ルオイン)さんら中国の詩人2人も寄稿している。

 詩の愛好者らが交流する「俊カフェ」で店主を務めるフリーライターの古川奈央さんは「書くことにはカウンセリングのような効果がある。字にしてみて自分の思いに気づき、癒やされる人は多い」と話す。「特別でない、すぐ隣にいてもおかしくないような方たちが書いた詩をぜひ知ってください」。当日は立食形式で会費3千円。問い合わせは俊カフェ(011・211・0204)。(戸田拓)