B1島根の監督をパワハラで処分 日常的に選手らを侮辱
選手やスタッフに対してパワーハラスメント行為があったとして、バスケットボールのBリーグは21日、B1島根の鈴木裕紀監督(42)に対して2カ月間、公式戦にかかわる全ての職務を停止する処分を科したと発表した。鈴木監督の行為を止めなかったり、必要な対応を取らなかったりしたなどとして、クラブに制裁金30万円、堀健太郎GMに制裁金10万円と譴責(けんせき)、篠原滋アシスタントGMに譴責処分を科した。
昨年8月、鈴木監督についてリーグに通報があったという。リーグから指示を受けたクラブが第三者の弁護士に調査を依頼したところ、鈴木監督のパワハラ行為が認められた。
それによると、鈴木監督は、昨年7~8月、スタッフが泳げないのを知りながら泳ぐことを強要したり、シュート勝負を強制して食事代を支払わせたりしたほか、日常的に侮辱していた。また、ある選手に対して解雇をほのめかしながらきつい口調でしかった。スタッフや選手は体調を崩したり、吐いたりすることがあった。
Bリーグでは昨年8月、B2香川の監督がパワハラで、公式戦にかかわる全ての職務を1年間、停止する処分を受けた。
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