保釈中の逃亡防止目的で法改正へ 法相、2月に諮問

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 日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告(65)の海外逃亡など保釈中の被告らが逃走する事件が続いたことを受け、森雅子法相は21日、逃走防止を目的とする法改正について法制審議会に2月に諮問すると発表した。保釈中の被告に「逃走罪」を適用できるようにするなど刑法や刑事訴訟法の改正を想定している。

 保釈中の控訴審で実刑が言い渡された後に逃げられないよう、控訴審判決の出廷を被告に義務付けることや、位置情報を把握できるよう全地球測位システム(GPS)機能を持つ機器を被告に装着させることなどが議論される見通しだ。

 現行刑法の「逃走罪」は刑務所や留置施設で拘束中に逃げた場合が対象で、保釈中の被告には適用されない。

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