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 北九州市門司区の映画・芸能資料館「松永文庫」に今月、35ミリのフィルム映写機が寄贈された。贈り主は映写技師として全国を回った40代の男性。カタカタと流れるコマに光を当てて銀幕に映し出す機器はアナログの典型だが、重ねた年輪の存在感に引き込まれたという。

 収蔵品が5万点に上る市立の松永文庫は、門司港の国際ターミナルだった「旧大連航路上屋」にあり、映写機はその倉庫に保管されている。機器一式が木箱に納められたトランク型を含め、持ち運びができる移動映写用の小型機が4台。寄贈した永吉洋介さん(42)は1台を組み立て「新響というメーカーの製造で、戦後に広まった名機です」と慈しむように眺めた。

 スタンドに据える大型も4台。2本の炭素棒を近づけて放電させ、その光で映写する「カーボン式」が3台あり、うち1台は半世紀前閉まった愛知県豊田市足助町の元映画館でほこりをかぶっていた。光源を入れる「ランプハウス」は丸みを帯びた造形で、羽根の装飾が目を引く。「人目に触れないものなのに、古い映写機はおしゃれなんですよね」

 元映画館の解体をニュースで知…

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