双子大集合のギネス記録更新、 集まりすぎて失敗?

ニューデリー=奈良部健
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 インド洋の島国スリランカで20日、双子が一堂に集まった人数の多さでギネス世界記録の塗り替えに挑戦するイベントがあった。1999年に台湾で3961組の双子が集まったのがこれまでの最高記録。主催団体によると、乳幼児からお年寄りまで5416組の双子が集まったが、記録更新が認められるかは不透明な状況だという。

 この日、中心都市コロンボのスポーツ競技場には、おそろいの衣服を着た双子たちが集まった。ただ、予想以上に多くの双子が集まったことから、出生記録の確認などで時間がかかり、途中で帰ってしまった人も続出したという。

 海外メディアは「あまりにも多くの双子が集まったため、会場はカオスとなり、記録更新が失敗したかもしれない」などと報じた。主催した現地NPO「スリランカ・ツインズ」によると、ギネス世界記録の更新が認められるには、審査のために2週間ほどの時間が必要だという。

 主催団体のマヒンダ・ヘッテイアラチさんは取材に「双子を育てることは経済的にも体力的にも大変なこと。特に経済的に困窮した家庭を援助し、双子への関心を高めることが目的」と語った。スリランカ政府は、経済的に余裕のない家庭に双子が生まれた際に、金銭的な支援策を講じている。(ニューデリー=奈良部健

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