長崎)水需要どう再評価? 石木ダム巡り佐世保で会合
原口晋也
長崎県と同県佐世保市が計画する石木ダム(同県川棚町)の利水面での事業再評価について市水道局は23日、市上下水道事業経営検討委員会に諮問、初回の会合が開かれる。委員会は、ダム反対派が疑問視する水需要予測、代替案の可能性や費用対効果などについて7年ぶりに審査し、年度内をめどに意見を集約する。
市水道局は、再評価を自己点検と位置づける。建設予定地の住民たちは、第三者の視点で事業の必要性を根本から問い直してほしいと考えており、立場の隔たりは大きい。
今回の再評価は、県が昨年、ダム完成時期を3年遅らせて2025年度としたことが、国の定める事業再評価の基準である「社会経済情勢の急激な変化」にあたると判断、実施を決めた。事業を点検し、「継続」「見直し(て継続)」「休止」「中止」のいずれかの結論を出す。
石木ダムのように様々な事情…