[PR]

 松山市は、長年行方不明になっていた市指定有形文化財の銅剣2本が見つかり、東京の古美術商から550万円(税込み)で購入したと発表した。銅剣は松山平野から多く出土する弥生時代(約2千年前)の「平形銅剣」と呼ばれる独特の形のもので、31日まで市考古館(南斎院町)で公開している。

 市文化財課によると、銅剣は市内の「道後樋又(ひまた)遺跡」から出土したと伝わる8本のうちの2本。2本とも青銅製でほぼ完全な形をとどめており、形状から祭りや儀式で使われたとみられる。2本は鋳型が違うために形や大きさが微妙に異なるものの、いずれも長さ約45センチ、重さは約400グラムで、1982年に市有形文化財に指定された。

 銅剣は市内の男性が個人で所有していたが、91年に男性が亡くなった後に行方が分からなくなっていた。昨年9月、県外の博物館関係者から市に銅剣の情報提供があり、所在を確認。過去の写真などとの照合などから本物と分かったため購入に踏み切った。

 平形銅剣は瀬戸内地域を中心に…

980円で月300本まで有料記事を読めるお得なシンプルコースのお申し込みはこちら