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 三陸地方の藻場でしばしば見られるオオヨツハモガニは、甲羅の長さが最大約4センチ、ハサミで体に海藻を付け、体色を周囲に合わせてカムフラージュする。筑波大下田臨海実験センター技術補佐員の大土直哉さん(33)らが昨年、新種と発表した。

拡大する写真・図版体に海藻を付けたオオヨツハモガニ=いずれも大土直哉さん提供

拡大する写真・図版オオヨツハモガニ。どこにいるか分かりますか=大土直哉さん提供

 それまでは昔から知られるヨツハモガニと考えられていた。だが東日本大震災後、東京大大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター(岩手県大槌町)に赴任するなど、三陸の海の生態系を調べ始めた大土さんは、相模湾で見たヨツハモガニと異なる印象を受けた。両者を直接比較すると、ハサミの形や成長パターンなど多くに違いがあった。

拡大する写真・図版相模湾にすむヨツハモガニ=大土直哉さん提供

 分布を調べ直すと生息域は重な…

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