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 なぜ、答えが一つしかないんだろう。日本人で初めてスペースシャトルに乗って宇宙に飛んだ毛利衛・日本科学未来館館長(71)は高校時代、受験勉強をしていて、いつも疑問を感じていた。入学した北海道大での講義で、その違和感は間違っていないと思える言葉に出会う。留学先で研究をしたときも、宇宙飛行士になったときも、自分を支えてくれたという。

転機は日食

 宇宙へのあこがれは子どものころから。小学4年生で世界初の人工衛星スプートニク1号の光を見た。中学2年生のときには有人宇宙飛行に成功したガガーリンが映るテレビの横で記念写真をとった。

 高校1年生のとき、網走に見に行った皆既日食が転機となった。太陽が隠れると、周りが一変。星が輝き出し、冷たい風が吹き、カラスは鳴き声を上げて巣に戻った。「人間の力の及ばないすごい力がある」。科学者を志すようになった。

 北海道大で学ぼうと受験勉強をしていたとき、正解が一つしかない問題をうさんくさいと思った。「教科書通り、同じ答えにマル、でいいのか」。入学後、そんな思いを裏打ちしてくれる言葉に出会う。

「教科書は間違いだらけ」

 自然科学概論の講義で、故・岡不二太郎(ふじたろう)教授は大学の教科書は間違いだらけだと語った。

 「研究者が書いているから間違…

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