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 兵庫医科大ささやま医療センター(兵庫県丹波篠山市)と済生会兵庫県病院(神戸市北区)が周産期医療について連携協定を結ぶことを決め、22日に調印式があった。

 ささやま医療センターは産科の医師不足から「安心安全な分娩(ぶんべん)取り扱いが困難」として、3月末で分娩の取り扱いを休止することを決め、丹波篠山市と協議している。

 済生会兵庫県病院は「地域周産期母子医療センター」に指定され、新生児集中治療室があり、これまでも危険性が高い出産ではささやま医療センターから妊婦を受け入れていた。

 分娩休止後の態勢を検討していたささやま医療センターが、「正常分娩も済生会兵庫県病院が受け入れることを協定で明確にすることで、丹波篠山市民に安心感が生まれるのでは」と打診し、協定を結ぶことになった。

 協定では、ささやま医療センターで検診を受けている妊婦が済生会兵庫県病院で出産を希望した場合、同病院が出産や出産前後の医療を受け持つ。希望すればささやま医療センターで産後ケアを受けられる。

 両院で妊婦の診療情報を共有し、効果的な医療の提供につなげる。ささやま医療センターの医師や助産師が済生会兵庫県病院に出向いて診療する「オープンシステム」も取り入れる。

 ささやま医療センターは今後、三田市民病院、神戸アドベンチスト病院(神戸市北区)、県立丹波医療センター(丹波市)とも同様の連携協定を結ぶ方針。(前田智)