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 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために中国当局が武漢の空港の一時閉鎖に乗り出したことを受け、日本の航空会社も対応を始めている。国土交通省によると、武漢への定期旅客便は成田、関空、中部、福岡から計週38往復あるという。

 成田―武漢を毎日1往復運航している全日空。武漢の空港が封鎖されれば、23日午後6時10分成田発の便は欠航する。空港の封鎖直前となる23日午前9時半の武漢発の便は通常通りに運航予定で、202人乗りの機体がほぼ満席状態という。

 乗客が発熱やせきなどを訴えた場合を想定し、入国時に検疫官へ申し出るよう機内アナウンスをする。2月末までの予約の変更やキャンセルは手数料なしで対応するといい、広報担当者は「まもなく春節(旧正月)を迎え、多くの乗客が見込まれていた。封鎖がいつまで続くのか注視している」。

 成田―武漢便を週3日1往復ずつ運航している格安航空会社の春秋航空日本。22日の搭乗率は武漢発、成田発ともに約85%で平常通りだった。空港閉鎖にともない、次の25日の便の対応は現在検討中という。

マスクを無償で配布

 同社は22日、成田と武漢を結ぶ便の搭乗客にマスクを無償で配り、機内での着用を推奨するほか、乗務員も全員マスクと手袋をするなどの対応を発表していた。広報担当者は「春節の時期にかかわらず、この路線の搭乗率は高い。今後、新型コロナウイルスによる影響が出てくるかはこれからの状況次第」と語る。

 関西空港を運営する関西エアポートによると、関空と中国・武漢を結ぶ直行便は3航空会社が週11便を運航している。航空会社から欠航の連絡は来ていないという。関空と結ぶ中国の都市は28都市に及び、中国路線は冬ダイヤで国際定期旅客便全体の約4割を占めている。関西エアの広報担当者は「武漢のみの移動制限であれば影響は限定的。ただ、渡航を控えようという動きが広がってくれば旅客が減る可能性もあり、早く沈静化して欲しい」と話す。

 中部空港(愛知県常滑市)と武漢を結ぶ航空便は、中国南方航空が週2回、ウルムチ航空が月、水、金曜の週3回運航している。空港を運営する中部国際空港会社によると、23日午前10時半時点で両航空会社から運航の取りやめの連絡は来ていないという。ただ、担当者は「空港が閉鎖されるなら、飛行機は飛べないだろう。お客さまへの対応も含めて、航空会社の決定を待ちたい」と話す。

 中国南方航空では、準備ができ次第、同社のホームページで航空券の払い戻しの案内をする予定だ。

 同社は名古屋―武漢便を毎週月曜と金曜に運航。同社名古屋支店によると、ビジネス客よりも日本への観光客の利用が多く、24日に武漢から名古屋へ向かう便は、春節に伴う大型連休も重なり、予約でほぼ満席だという。

 支店の担当者は「いつまで空港の閉鎖が続くか、フライトはどうなるかを中国の支店に確認し、航空券の払い戻しなどの対応をしていきたい」と話す。

 大手旅行会社のJTBは、成田空港や関西空港発着の中国・長江流域をめぐる企画旅行で、武漢発の便を帰国の際に使っていた。現在、この企画旅行で中国を旅行している人はいないという。JTBは23日、成田発着のこの企画旅行の催行を2、3月の間、中止すると決めた。

 同社広報室によると、武漢発着の航空券のみを予約し、中国を旅行している人がいるかどうかは不明という。

 中国からの訪日旅行を扱ってい…

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