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経済インサイド

 「名古屋めし」を代表する手羽先のから揚げ。その元祖は、居酒屋チェーン「風来坊」といわれ、「世界の山ちゃん」もまねをしてメニューに採り入れた。甘辛いタレが特徴の風来坊に対し、コショウがきいてスパイシーな山ちゃん。名古屋では、「風来坊派」と「山ちゃん派」で人気を二分してきた。だが最近、風来坊の閉店が相次いでいる。何が起きているのか。

拡大する写真・図版風来坊の手羽先唐揚げ。甘辛いたれが特徴だ=大健企画提供

拡大する写真・図版名古屋名物・手羽先の唐揚げの元祖とされる「風来坊」の店舗=2019年12月27日、名古屋市中区

1号店はいま

 看板の店名は消され、テナント募集のポスターが貼られていた。壁に設置された大きな排気口は、少しさびついていた。

拡大する写真・図版風来坊1号店の「比々野店」が入っていたビル。昨年5月に閉店し、店名のない白い看板が残されていた=名古屋市熱田区

拡大する写真・図版創業者の大坪健庫さん。1963年に名古屋市熱田区で鶏料理専門の居酒屋を始め、名古屋名物「手羽先の唐揚げ」を世に広めた=大健企画提供

 名古屋駅から20分の住宅街にあるこのビルの1階に、風来坊の1号店「比々野(ひびの)店」(名古屋市熱田区)が入っていた。創業者の大坪健庫(けんこ)さん(90)が1963(昭和38)年に店を開いた。大坪さんの後を継いだ店主も高齢となり、その後継ぎが見つからず、昨年5月に店を閉めた。今も空き店舗のままで、発祥の地といえる面影はまったく残っていない。

 風来坊は、鶏料理専門の居酒屋…

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