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 中国中部の湖北省武漢市を中心に集団発生した新型コロナウイルスによる肺炎の影響で、中国で旧正月(春節)に上映が予定されていた映画の延期が6作品にのぼっている。人気映画のシリーズ3作目で、妻夫木聡さんや長澤まさみさんらが出演する映画「唐人街探案3」も、23日に上映延期が決まった。中国メディアが一斉に報じた。

 映画館は閉鎖された空間に多くの人が集まることから、新型肺炎の感染拡大につながる恐れがある。そのため、新型肺炎が集団発生している武漢市は22日、映画館を含む公共の場所ではマスクを着用するよう求めていた。

 「唐人街探案3」は東京が舞台で、旧正月の元日となる25日の上映開始が予定されていた。前売り券の販売は18日に始まり、23時間で販売額が1億元(約15億8千万円)を突破。中国語映画では最速だったと報道されたばかりだった。新型肺炎の感染者が増加するなかで、延期された6作品がいつ上映されるかは不透明だ。

 新型肺炎の患者が中国各地に広がった場合、映画だけでなく遊園地などの娯楽産業のほか、鉄道や飛行機などの運輸業、旅行産業への悪影響も懸念されている。(北京=福田直之)