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 2007年の長崎市長選中に伊藤一長(いっちょう)・前市長(当時61)を射殺したとして、殺人などの罪で無期懲役が確定し、服役していた元暴力団幹部、城尾哲弥受刑者(72)が死亡していたことが23日、関係者への取材でわかった。

 確定判決によると、城尾受刑者は07年4月、市内の選挙事務所前の路上で、伊藤前市長を背後から拳銃で2発撃ち、殺害した。

 08年5月の長崎地裁は「民主主義を根幹から揺るがす」として検察側の求刑通り死刑を言い渡したが、09年9月の福岡高裁は被害者が1人だった点を重視して無期懲役とした。動機については「融資や車の事故をめぐる市の対応に対する理不尽な怨恨(えんこん)」「選挙妨害が目的ではなかった」とされた。12年1月に最高裁で判決が確定。大阪医療刑務所に収容されていた。