拡大する写真・図版「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之」の第1弾から。野草「ヘクソカズラ」の生態を伝えるのに、山田(右)は自身の胸毛の写真を使った=NHK提供

[PR]

 NHK・Eテレで異彩を放つ植物番組がある。俳優の山田孝之が草花の生態をシュールに伝える「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之」だ。「教育テレビ」の往年の教養番組を思わせるフォーマットから繰り出される笑いと学びが反響を呼び、30日夜10時50分から第3弾が放送される。仕掛け人の放送作家、竹村武司(41)にとっては、「テレビ的」なるものへの挑戦でもあった。

「絶対的にテレビ的じゃない」

 きっかけは一本の電話だった。山田孝之のマネジャーから。山田がEテレで植物番組をやるかもしれない。NHKと話してくれ、と。

 竹村は植物と聞き、面白いと思った。それは「テレビ的じゃないから」だという。「植物は地味だし、しゃべらないし、動かない。絶対的にテレビ的じゃない。テレビが取り扱ってこなかったからこそ、いじりがいがある」

 脚本を手がけた初回が放送されたのは2018年9月。黒シャツの山田が真顔でホワイトボード前に立ち、野草「ヘクソカズラ」が花の中にたくわえる剛毛を紹介していく。

拡大する写真・図版「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之」の第1弾から。「ヘクソカズラ」の毛の特性を紹介するとき、山田孝之は自らの胸毛の写真のパネルをホワイトボードに貼り出した=NHK提供

 か弱いアリは毛が邪魔で、花の奥の蜜にたどりつけない。一方で毛をかきわける力があるハチは蜜にありつくかわりに、花粉を体中につけて飛び去り、他の花に運んでいく――。

 ハチが花に出入りする本格的な映像を使って解説したかと思いきや、ふいに山田は、自らの胸毛の写真を取り出して、言う。

 「この剛毛を好む女性と毛嫌い…

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。有料会員になると続きをお読みいただけます。

この記事は有料会員記事有料会員記事です。

980円で月300本まで2種類有料会員記事会員記事の会員記事を読めるシンプルコースのお申し込みはこちら