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 新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大という脅威に対抗するため、中国政府が湖北省武漢市の「封じ込め」に乗り出した。旧正月の祝福ムードは吹き飛び、行き場を失った住民たちは息をひそめて不安を募らせている。

 中国政府が乗り出した武漢市の「封じ込め」。市民の移動制限という大きな犠牲を伴う決断の背景には、かつての重症急性呼吸器症候群(SARS)発生時の対応をめぐる反省がある。

 武漢市が鉄道駅や空港を閉鎖するという通告を出したのは、23日午前2時過ぎ。その約4時間前に湖北省政府が開いた会見では、「空港や駅での体温検査を増やし、出入りを厳格に管理する」とするのみだった。都市全体を事実上封鎖するという決断は、北京の習近平(シーチンピン)指導部が下したとの見方が強まっている。

 中国当局の対応は20日、習氏が出した「断固として蔓延(まんえん)を抑え込め」との指示で大きく変わった。感染者数が全国規模で続々と発表されるようになったほか、政府の専門家グループも「ヒトからヒトへの感染が認められる」と明言した。

 背景には、重症急性呼吸器症候群(SARS)のトラウマがある。中国当局は2002年11月に広東省での発症を認識していたが、翌年2月まで被害を公表せずWHOにも報告しなかった。こうした「隠蔽(いんぺい)」が被害を拡大したと国際的な批判を浴びた。

 習指導部は果断な処置で内外の…

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