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 千葉県野田市の小学4年、栗原心愛(みあ)さんが虐待死したとされる事件から、24日で1年がたった。父親の暴力を大人に訴えた末に、10歳で命を落とした心愛さん。「何かできたのではないか」。近所の住民や元同級生は今も自問している。

 「どんな気持ちだったんだろうか」。心愛さんが住んでいたマンションの同じフロアに住む男性(52)は、入居者が替わった後も、あの部屋の前を通る度に申し訳ない思いになる。

 1年前のあの日。午後11時すぎに帰宅すると、心愛さん宅から「ボー」という給湯器の音がした。いつもついていない時間帯で、違和感を覚えた。その直後、大勢の警察官が父親の勇一郎被告(42)=傷害致死罪などで起訴=を連れて行った。

 勇一郎被告が両手に買い物袋を抱え、母親(32)=傷害幇助(ほうじょ)罪で執行猶予付きの有罪判決が確定=や心愛さんの妹と3人で帰宅する姿をよく見かけた。幸せそうな家族に見えた。

 報道では、叱る声や泣き声を聞いたという住民もいたが、自分も妻も聞いたことがない。「何かの間違いなのでは」とすら思った。

 何が起きたのか――。購読していた新聞で、記事のスクラップを始めた。

 母親の裁判を報じた記事で、事件当日、勇一郎被告が浴室で冷水をかけ、意識を失った心愛さんに温水をかけて蘇生させようとしたことも知った。「あの日の給湯器の音は、これだったのだろうか」

 切り抜きを続け、他紙や週刊誌…

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