拡大する写真・図版中村哲医師

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 アフガニスタンで昨年12月、73歳で凶弾に倒れたNGO「ペシャワール会」現地代表、中村哲医師の人道支援活動を伝える写真展や講演会、映像の上映会が広がっている。志を継いで現地の活動を支えようと、ゆかりの人や事件を機に関心を深めた人たちが各地で企画を立ち上げている。

 ペシャワール会はこれまでも、活動を伝える写真やパネル、俳優の吉永小百合さんや菅原文太さんが朗読を務めたDVDを制作。イベントを主催する人たちに貸し出してきた。事務局への問い合わせは銃撃事件前は月に数件だったが、事件後1カ月半ほどで約60件と急増したという。このほかに主催者が独自にパネルをつくって展示したり、中村さんの著作を朗読したりするイベントもある。

 25日には、地元の福岡市でお別れ会が開かれる。

蛍光ペンでなぞった「真実の声は少数である」

 世界で最も貧しい国で、自分の持っているものをすべて注いでその国の人たちのために尽くしている一人の医者――。2010年に亡くなった劇作家の井上ひさしさんは、中村さんを、そう評した。

 井上さんが生まれた山形県川西…

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