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 中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎について、中国での感染は5500人規模に広がっているとする推計結果を、北海道大医学研究院の西浦博教授(理論疫学)らが24日、医学専門誌に発表した(https://www.mdpi.com/2077-0383/9/2/330#別ウインドウで開きます)。中国で患者の診断や報告システムが十分機能していない可能性があるという。

 西浦さんらは、日本やタイ、米国など、24日朝までに中国本土以外で報告された計13人の感染者のデータと、武漢市からそれらの地域への渡航者数などから、統計的に中国本土での感染者数を導き出した。

 中国政府は24日時点で、感染者は計830人としている。西浦さんは「実際の感染者数は数百人ではなく数千人のオーダーで、感染元が明らかでない感染者がかなりの数いるだろう」としている。(杉浦奈実)