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 米国防総省のホフマン報道官は24日の記者会見で、イランによる8日のイラク国内の米軍駐留基地へのミサイル攻撃で、米兵の負傷者が34人に増えたことを明らかにした。トランプ米大統領は攻撃後、「米国人の死傷者はいない」と説明していたが、米中央軍が16日に「米兵11人が脳振盪(のうしんとう)などのけがを負った」と修正していた。

 ホフマン氏によると、計34人が外傷性脳損傷を負ったと診断された。34人のうち17人が米国やドイツに移送されて治療を受けたという。

 イランの攻撃は、米軍がイスラム革命防衛隊の司令官を殺害したことへの報復として行われた。米軍は事前に情報を把握し、米兵らを避難させる指示を出していたとされる。トランプ氏は8日の声明で、「米国人の死傷者はおらず、基地は最小限の被害で済んだ」と述べ、報復攻撃を見送った。

 トランプ氏は22日の会見で「負傷者がいない」という説明と、国防総省の発表との整合性を問われ、「頭痛などと聞いている。そんなに深刻ではない」と答えていた。(ワシントン=渡辺丘)