[PR]

 タクシーから現金を盗んだとして、愛媛県警が昨年7月、松山市内の20代の女性を窃盗容疑で誤認逮捕した問題で、県警が女性と同じアパートに住んでいた別の女を同容疑で書類送検していたことが、捜査関係者への取材でわかった。

 県警によると、窃盗事件は昨年1月9日未明に発生。松山市内の路上で乗客の男女4人がタクシーから降りた際、現金約5万4千円入りの運転手のバッグが盗まれた。車内のドライブレコーダーに助手席の女がバッグを持ち去る様子が映っていた。

 県警は昨年7月8日、映像の女に似ているとして、近くのアパートに住む20代の女性を逮捕。だが、女性は任意の事情聴取の段階から一貫して容疑を否認し、逮捕2日後に釈放された。その後の捜査で、同じアパートに住む別の女が「映像に映っているのは自分」と認め、県警は同22日に誤認逮捕だったと発表した。

 県警は昨年10月に検証結果を公表。ドラレコの映像をもとに女性が「犯人だろう」と捜査員が主観的に判断し、裏付け捜査を怠っていた、と説明していた。

 県警は書類送検について発表しておらず、理由については「コメントできない」としている。