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 イランの精鋭部隊・革命防衛隊に近いファルス通信が米国の制裁対象となり、米国のドメインを使った同通信のウェブサイトが24日夜からアクセスできなくなった。別の方法でニュース配信を再開した同通信や他の地元メディアが伝えた。トランプ米政権は昨年4月に革命防衛隊を「外国テロ組織」に指定するなどしており、同政権による「最大限の圧力政策」の一環とみられる。

 ファルス通信によると、同通信のサイトのサーバーを管理する団体から24日、「ファルス通信が米国の制裁対象となった」とのメールが届いた。その数時間後からウェブサイトにアクセスできなくなったという。同通信は「違法な閉鎖だ」と反発。その後、イラン独自のドメインを使用したウェブサイトで、ニュース配信を続けている。

 米軍は今月3日、革命防衛隊のソレイマニ司令官をイラクで殺害。イランも報復として、米軍が駐留するイラクの基地にミサイルで攻撃するなどし、緊張が高まった。イランの攻撃では米軍に死者が出ず、トランプ米大統領が軍事的反撃をしない意向を示したため、当面の大規模な衝突は回避された模様だが、原油分野などでイラン関連の制裁は次々と強化されている。(テヘラン=杉崎慎弥)