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 遺伝病を防ぐために受精卵の遺伝子を調べ、問題がないものを選ぶ着床前診断をめぐり、日本産科婦人科学会(日産婦)は25日、診断対象の拡大案を示し、公開で議論を始めた。参加した専門家からは、大人で発症する病気にも広げることへの賛成意見が多かった。

 着床前診断は、体外受精した受精卵から一部の細胞を取り出して遺伝子を調べ、問題ないものを子宮に移植する。遺伝子の変異による病気は8千種類以上あると考えられ、英国では遺伝性の乳がん・卵巣がんなど、600種類以上が診断の対象になっている。

 日本では、日産婦が遺伝病の人の存在否定につながる「命の選別」の懸念があるとして、診断の対象を子どもの時に発症する重い遺伝病に限定。デュシェンヌ型筋ジストロフィーが多かった一方、ほぼ子どもの時期に発症するが、必ずしも命に関わらない目のがん「網膜芽細胞腫」にも拡大を求める意見が出ていた。

 これまで診断の基準は、日産婦…

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