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 インターホンに残るキャラクターのシールは子どもたちが貼ったものだろうか。撮影をしながら、その笑顔を思った。

 2000年12月。年の瀬も押し詰まった30日から大みそかにかけての深夜、東京都世田谷区で暮らす宮澤みきおさん(当時44)、妻の泰子さん(同41)、長女のにいなさん(同8)、長男の礼君(同6)の一家4人が自宅で殺された。

 事件現場となった家の内部を遺族が公開したのは18日。遺族の一人、泰子さんの姉・入江杏さんは、事件当時隣接する家で暮らしていた。インターホンで宮澤さん家族とお互い頻繁にやりとりをしていたという。「4人の肌触り、息づかいを感じてほしい」と話す。

 犯人はまだ見つからず、20年近い歳月が過ぎた。(鬼室黎)