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 ソフトバンクの機密情報を元社員が不正に持ち出し、在日ロシア通商代表部の外交官に渡したとされる事件で、元社員が警視庁の調べに対し、外交官について「スパイかもしれないと思ったが、深く考えなかった」と供述していることが捜査関係者への取材でわかった。ロシア人とは聞いていたものの、何者か具体的な認識はなかったという。

 遅くとも3年前ごろまでに同部の別の職員と知り合ったのをきっかけに、外交官から飲食店で繰り返し接待を受けるなかで「こういう資料はないか」と要求されたこともあるという。同庁は、ロシア側が元社員に目を付け、徐々に取り込んでいったスパイ事件とみて詳しい経緯を調べている。

 公安部によると、ソフトバンク元社員の荒木豊容疑者(48)は昨年2月、電話基地局に関する作業手順書など営業秘密にあたる情報を、社内のサーバーからUSBメモリーに記録して入手したとする不正競争防止法違反の疑いがある。当時は通信設備を構築する部門の統括部長だった技術者で、捜査関係者によると、入手から数日以内に通商代表部の50代の外交官と会い、情報を手渡ししたという。

 もともと知り合いだった同部の…

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