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 若い感性で日本と開発途上国の関係について考える「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト」で、矢板市立矢板中学3年の広瀬絢菜さん(15)が最優秀賞の文部科学大臣賞を受賞した。中学の部の応募総数2万7320点から選ばれた。

 募集テーマは「よりよい世界の未来を目指して―私たちから始まる一歩」だった。広瀬さんの受賞作の題は「リサイクルで国際支援を」。世界に広がる貧富の差や戦争などの報道を通し、痩せ細った子どもたちの姿を見るたびに「胸が痛み、やり切れない気持ちに襲われる」と記した。

 国連児童基金(ユニセフ)に寄付しようと空き缶集めを始めたが、一人では限界があった。そこで自分も役員を務める生徒会に運動を呼びかけて学校ぐるみの活動とし、昨年4月からの4カ月間で1万個以上の空き缶が集まった。

 広瀬さんは作品の中で仲間に感謝しつつ、「国際協力や国際支援も身近なところから始められる」と締めくくった。

 広瀬さんは「大きな賞なので驚きました。国際協力や、国に関係なく、優しさを持つことの大切さを書けてよかったです」と喜びを語った。空き缶の回収は現在も続いているという。

 小学校のころから国際問題に関心があった。文章を書くのが好きで、得意科目は英語。食品関係の仕事に関心があり、外国の貧しい人たちに栄養バランスのいい食事を届けたいという。

 現在は高校受験に向けて追い込み中。「進学したらもっと本を読んだりして学びたいですし、国際協力を続けていきます」(中野渉