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 島根県隠岐の島町布施の無人島「平島」に、今年もウミネコの群れが繁殖のために飛来した。今季の飛来は例年より10日以上遅く、暖冬が影響している可能性があるという。

 近くに住む元教員で18年前から観察を続ける野津大さんによると、群れは1月17日に飛来し、22日時点で約320羽を確認した。例年は早ければ12月中に飛来するが、今季は10日あまり遅かったという。

 野津さんは「暖冬の年は渡り鳥の飛来が遅れると言われていることが確認できた。県内で数少ない集団繁殖地なので、今後も観察を続け、ひなが無事に育つよう見守りたい」と話す。

 ウミネコは3月下旬ごろから産卵準備に入り、4月には産卵。ひなは1カ月ほどでかえり、さらに1カ月半ほどで巣立つ。群れは7月中ごろにはイワシやイカなどを追って北へ旅立つという。(長田豊)