車内でお座敷芸、「舞妓列車」2年ぶり復活 長良川鉄道
板倉吉延
【動画】「舞妓列車」が2年ぶり復活へ 岐阜・長良川鉄道=板倉吉延撮影
長良川鉄道(本社・岐阜県関市)が、観光列車「ながら」の車両を使った「舞妓(まいこ)列車」を3月に運行する。車内で舞妓によるお座敷芸が披露され、懐石弁当や地酒を楽しめる。
客足の落ちる冬の利用客獲得のため、2017年から2年続けて運行して好評だったが、舞妓が不在になり昨冬は休止。今冬は新人が入り、2年ぶりの運行が実現した。イベント対応型の向かい合わせ席の「ながら川風号」を新たに使う。
舞を披露するのは、舞妓の「喜(き)りん」さん(20)。長良川鵜飼(うかい)の船遊びなどで芸を披露する岐阜市の「鳳川伎連(ほうせんぎれん)」に所属している。昨年9月から舞踊の修業を始め、2月にお見世出し(デビュー)を控える。
愛知県出身で、現在は岐阜県内の大学2年生。「大河ドラマで岐阜を取り上げていただいている機会に、岐阜の良いところを色々な人に伝えたい」と話す。
運行は3月1、15、20、25日の4回。関駅発、郡上八幡駅着の「お弁当プラン」と、郡上八幡駅発、関駅着の「ほろよいプラン」があり、料金はいずれも大人9300円、両方が楽しめる往復の料金は1万5900円(いずれも税込み)。お弁当プランには美濃市の料亭による沿線の食材を使った懐石弁当、ほろよいプランにはおつまみと地酒2本が付く。
今回の企画には、まちづくり…