拡大する写真・図版トヨタ車体の超小型EV「COMS(コムス)」。新しい規格のチョモビとは異なり、道路運送車両法上は原付きバイクと同じ扱いだ

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 軽自動車よりも小さく、おもに2人乗りの電気自動車(EV)「超小型モビリティー(チョモビ)」の新たな規格を国土交通省がつくる。速度の上限を60キロとする構造にし、乗用車並みの安全基準を設け、一般道なら全国どこでも走れるようにして普及を図る。

 チョモビは、車体の幅や長さが乗用車のおよそ半分強で、駐車もしやすい。環境にやさしく軽自動車よりも小回りが利くため、公共交通機関の少ない地域でもお年寄りの生活の足として使えると注目されていた。

拡大する写真・図版チョモビの特徴は

 速度が出ない分、事故が起きても歩行者らへの被害が大きくなりにくく、社会問題化する高齢ドライバー対策にも効果が見込まれている。

 一方で、フル充電で走れる距離の長さに課題があり、衝突時に運転手を守る性能をどれほど求めるかやどれだけのニーズがあるかも不透明だった。

拡大する写真・図版日産の超小型EV「日産ニューモビリティコンセプト」

 そのため国交省は2013年、運転できる地域を制限することなどで安全性を確保し、実験的に運転を認める制度をつくった。

 一般ドライバー向けに市販するのではなく、おもに観光地での移動手段や宅配、訪問介護の現場で使われてきたが、運転できる地域が一つの自治体に限られていたこともあり、普及は進まなかった。

拡大する写真・図版カーシェアリング実験に使われるホンダのMC―β=2014年、さいたま市役所

 国交省は、19年度内をめどに道路運送車両法にもとづく保安基準を改正し、新しい規格をつくる。規格ができることで、自動車メーカーが量産しやすくなると見込んでいる。

 新たな規格では、車両の大きさは最大幅1・3メートル、長さ2・5メートル、高さ2メートルとなり、トヨタ車体の「COMS(コムス)」などのミニカーと同じだ。軽自動車(最大で幅1・48メートル、長さ3・4メートル)よりも一回り小さいが、軽自動車並みの出力の原動機を搭載できる。最高速度は構造上、時速60キロまでしか出ないようにする。

 一方で安全性能については、厳…

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