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 国土交通省の東京航空局東京空港事務所の男性管理職が昨秋、羽田空港にある事務所内で複数回、小型無人機「ドローン」を飛ばしていたことがわかった。東京航空局は調査が終わり次第、空港内の事務所でのドローン飛行が不適切だったとして男性を同省の規定で処分する方針。

 東京航空局などによると、男性は「航空管制技術官」で、おもに空港の地上設備の管理を担当していた。昨年9~10月に複数回、空港事務所内の自席近くでカメラ付きの私有のドローン(全長約20センチ、93グラム)を飛ばしたという。

 男性は同局の調査に「昼休みや勤務後に、試しにその場で数十センチほど飛ばした」「飛ばし方が分からなかった。職場に行けば誰か分かる人がいるかと思った」と話しているという。

 国交省は、ドローンの飛行を規制する航空法を所管している。同法では、200グラム以上のドローンについて羽田などの空港周辺での飛行を原則禁止しているが、男性が飛ばしていた機体は規制の対象外だった。

 東京航空局の調査では、管制など無線設備への影響はなかったという。勤務時間内の飛行も確認できていないといい、国家公務員法の服務規程違反の対象にはならないとみているという。

 こうした事情から、東京航空局は出勤停止や減給などの懲戒処分ではなく、訓告や厳重注意などの処分を検討している。(贄川俊