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 国際教養大(秋田市)のアジア地域研究連携機構などが、路線バスの位置情報をリアルタイムでグーグルマップに表示させる実証実験をしている。実験は3月末までで、2月上旬以降にマップ情報を一般公開する予定。

 同大と秋田中央交通、新潟通信機(新潟市)の共同実験。JR四ツ小屋駅と同大を結ぶ「国際教養大学線」で、路線バスの運転席脇に通信機器を設置し、位置情報をグーグルマップに反映させる。目当てのバスが今どこを走っているのか、地図上で連動するバスのアイコンの位置を見れば一目瞭然。各バス停の到着予想時刻も表示される。同様のシステムは、栃木県や岡山県などで既に実用化されている。

 同大では2017年から、地域貢献活動の一環として、県内の各路線バスの時刻表や運賃データをグーグルへ提供し始めた。こうした情報は既にグーグルマップの経路検索に反映されている。

 活動を主導するのは、豊田哲也教授(国際法)。バスに乗り遅れた自身の経験から、「乗り遅れない方法はないものか」と県内のバスの利便性向上をめざしてきた。「高齢化が進むとバスの利用者が増えるのは確実です」。今回の実験結果を踏まえ、バスの位置情報システムを将来的に全県へ広げたいという。(野城千穂)