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 中国で新型コロナウイルスによる肺炎が広がっている問題で、オーストラリア政府は29日、中国・湖北省にいる豪州人を退避させるため、チャーター機を手配すると発表した。同省には現在、豪州人が600人以上滞在しているが、乳幼児や高齢者を優先して退避させる。豪州入国時には、インド洋にある豪領のクリスマス島に設ける隔離施設で検疫をして、14日間はとどまるよう求めるという。

 豪大陸から北西に1500キロ離れた同島の人口は1843人(2016年の国勢調査)。豪西部パースやジャカルタなどから直行便がある。ダイビングやバードウォッチングなど南国の自然を生かした観光を売り込んでいるが、豪公共放送ABCによると、2018年の観光客は年間約2千人。

 一方、東南アジアなどから船でやってくるボートピープルなど豪州への難民希望者を一時収容する施設があることでも知られる。(シドニー=小暮哲夫)