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 中国・武漢市で発生した新型コロナウイルスによる肺炎に、奈良県に住むバス運転手の男性(60代)が感染していたことを受け、奈良県は29日、対策会議を開いた。荒井正吾知事は、感染していた男性がバスに乗せた武漢市からのツアー客が、奈良公園(奈良市)に立ち寄っていたことを明らかにし、「感染が広がらないよう、県として万全を期したい」と話した。

 知事によると、バスは1月12~16日のツアーで成田空港から各地を巡り、16日に関西空港に行く直前、奈良公園内に1時間程度立ち寄った。男性は公園で乗客を降ろした後、公園内の駐車場にバスを止め、車内で待機していた。男性の容体は安定しているという。

 会議後、鶴田真也・医療政策局長らが会見したが、ツアーの県外での行程は明らかにしなかった。立ち寄った先の都道府県には29日中に情報提供し、公開の判断は各都道府県にゆだねると説明した。(根本晃、吉村治彦)

大阪府「あまりにも情報公開しなさすぎ」

 新型コロナウイルス情報の扱いをめぐり、大阪府の吉村洋文知事は29日、厚生労働省の姿勢について「一切情報を出さないやり方は不十分。対応は間違っている」と批判した。奈良県在住のバス運転手の感染が確認され、東京や大阪を訪れたことが分かっているが、立ち寄り先などを公表しないことへの不満だ。

 バス運転手だけでなく、運転手のバスに乗っていた湖北省武漢市から訪れたツアー客の足取りも厚労省は公表していない。吉村知事はこの日の記者会見で「情報公開で混乱を招くとの意見もある」との見方も示した上で「あまりにも公開しなさすぎ。適切な情報が開示されなければ国民は不安になる。情報は国民のものだ」と指摘した。

 大阪府が情報を把握した場合は…

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